<inov-8 / 345 GTX>
color / beige
black
size / 26(sold) 27 / 28
price / 14000yen with tax
<inov-8 / 345 GTX>
color / beige
black
size / 26(sold) 27 / 28
price / 14000yen with tax
東京店をデザインしました。
僕は藤田氏とはたまにインスタで全く意味のない
文章を送りあっています。
どうですか?渡司氏の作品。
僕は、照明がまず目に入ってきました。
アスファルトのオレンジも文字と綺麗な照明のコントラストが
いいなと思いました。
中の緊張感も心地いい。
僕は言葉のボキャブラリーが少なく伝えれないので
ここからは、本人の文章で。
藤田さんよりJieDa初の旗艦店をとの
身の引き締まる依頼を頂きました。
計画に当たっての回想録となりますが
3つの「問い」がテーマとなっていたように思います。
●何が必要か
テナントは小綺麗に塗装された壁と天井の伽藍堂でした。
この空間に何を挿入すればショップとして成立するか、
それは最小限のパーツで最大限の機能を果たすことが必然でした。
●服の展示方法
服を展示する方法としてはハンガーをかけるパイプが効率的ですが
アパレルショップのデザインにおいては
「パイプをどう見せるか」が主題となることが多い。
今回はパイプを「無く」してしまおうと考えました。
●ストックや設備は裏方か
裏方と定義されがちなストックは
販売にあたり必要な空間であり、「隠す」とは別の扱いはないか思案しました。
イメージとして浮かんだのは文楽の「黒子」です。
観客は人形遣い(黒子)の姿を認識しながらも「見えない」ルールのもと鑑賞します。
このショップ内ではレースを一枚かける事で
来店者はストックや空間を下支えする設備類を認識しながらも
「見えない」ルールに気付きます。
存在の認識を操作し、空間に奥行をあたえられないかの実験です。
このような「問い」に回答していく作業がデザインの過程であり
出来上がった空間は「結果」として出来上がりました。
竣工後、展示が完了した空間を改めて体験すると、
計画時に意図していなかったのですが、生産工場にいるような感覚を受けました。
手前味噌ではありますが
JieDaが創出される場所としてふさわしい空間になったと思います。
撮影:牧野明神