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Feb 19, 2018

引越し by Watashi

渡司です。

14年ほど住まわせてもらった借家が取り壊されるため
急遽引越すことに、、

下積み時代から住んでいたボロ家でしたが
いざお別れとなるととても寂しい気持ちになりました。
が、2月より心機一転新しい生活をはじめました。

新しい住まいの昭和町は都心に近いながらも
町屋がまだ残っており、その一つを借りています。

昔の家は夏を基準としている為、風通しがとても良い。
外気温と室内温度がさほど変わりません(半分外で暮らしている感覚)
真冬のこの季節は正直寒い、、

しかし、住みこなせば
それに変わる「豊かさ」を発見できるのではと期待し日々を過ごしています。
暑さ、寒さも受け入れれば豊かさにつながるのでは、と

今色々と実験しているのは照明です。
なるべく外光だけで生活が出来ないかと
夜はスタンドライトだけで生活を試みていますが
従来の生活環境と比べるとなかなかに暗いです。
まずは「闇」を愛さねばと
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を読み返しています。

古い住居を体験すると
現代の住宅が何を求めて発展してきたかが
身をもって理解できます。
そんな学びの生活ができる住まいです。




Jan 16, 2018

nii.by Watashi


個人の蔵書を見るとその人の人柄、考え方
惹いては人生が見える、と思います。

クライアントはその蔵書を通した接客を以前よりされており、
自身の美容室をはじめる際にも続けたいとのお話でした。

少人数での運営の為、見通しの利く空間と
子連れの来店を見越したキッズスペース、
外光で撮影のできるスペースが求められました。



スケルトンに挿入された格子状の箱は、大量の蔵書を収納することと
見通しが利きながらも、それぞれを独立した空間に間仕切り、
個々利用者が落ち着いてすごせることを目的としています。


キッズスペースは格子状の箱の中に人工芝を敷き
そのスペースを確保しました。
カットイスに座る親御様からも鏡越しにお子様を見ていられる配置です。


受付カウンターは設けず、格子を一部くり貫くことで機能を持たせました。
店に入るとまず受付、というのは少し身構えてしまいますので
この美容室には相応しくないと考えました。



シャンプースペース
カーテンで間仕切れるように、足元が気になりますよね



撮影スペース
床と壁を白く塗って撮影用背景とスペースの明示をさせました。

クライアントの小野さんは持ち前の柔らかさと
意欲的にコンクールへ出品するなど確かな技術をお持ちです。
お近くに御住まいの方はぜひ一度お立ち寄りください!

■nii.
大阪府堺市西区鳳中町3-61-13 三久ビル2F
TEL: 072-247-7455

○写真:笹の倉舎/笹倉 洋平




Dec 21, 2017

ピンぼけ by Watashi

4Kから8K、さらには
といった具合に映像の世界でも
「鮮明さ」「クリア」を求め技術が進歩していく中
どこかしら退屈さを感じ、
コレはこう見ろという脅迫されているような、、
(あくまで個人の見解です)

先日写真家・泊昭雄さんのトークイベントへ
インテリアスタイリストから写真家へ転進された経緯からか
被写体をなんでも「モノ」としてとらえる、
では「モノ」ってなに?という話となると
堂々巡りとなりそうなのでそれはそれとして、

映像作品を一つご紹介




お話の中でも
被写体をフォーカスするだけで
周りの世界はぼやけていても
十分に表現ができると仰っていたのが印象できでした。

創造の余地、余白があると
作品に対峙したとき、やさしさを感じます。
ニーチェの「すべての認識はパースペクティブ(事物を見るときの視点)に基づく」
を思い出し、「世界」を「みる」ことについて
考えさせられた有意義な時間でした。

渡司

Nov 20, 2017

竣工写真 by Watashi

渡司です。

先日オープンした鳳の美容室「Nii」の竣工写真をプロの写真家に撮影してもらうことにしました。
独立してからは初めての経験となり、
とても楽しみです。

私自身で撮影、も出来ますが、
どうも気分が乗りません、
イメージ以上のモノにならないからです。

自分でない誰かの目を通して見るその空間がどの様に感じられるのか、確認できる唯一の方法と思います。

出来上がりはまたお知らせしたいと思います。






Oct 17, 2017

geek

渡司です。
製図の試験もやっとの事で終了
一年に渡る努力が身を結ぶか、後は運まかせ

イメージの中の躍進に現実味は無く
小さな積み重ねの蓄積が
爆発の原動力となる(場合もある)
ちょうど地震の原理の様に

その爆破に意思は無く
機が熟したときのみ発動される

受身ですね


近況をもう少し
年明けから着工した新築の歯科医院が
ようやく完成。新築は時間がかかります。
基本設計までをお手伝いしていました。


竣工写真撮影の立会い
晴れを待つ
いろいろと学びの多い案件でした。
前回にお話ししました
美容室ももう少しで完成です。
次回そのお知らせも出来ればいいな、と

渡司

Sep 20, 2017

進行中 by Watashi

渡司です。

OKINIのダッキーの後輩が独立開業することとなり
その美容室の計画を進行中です。

何度もお会いする中で
色々な話をしました。

具体的で明確な要望はない中にも
クライアントの人柄、性格、環境、、など様々な要素から
おぼろげな、モヤモヤとした形になる前の形が漂うなか
フとした会話の一片が全てをつなげた瞬間があったように思います。

現実的な問題は当然のようにいくつもありますが
クライントをとりまく人たちから
愛される場所になるよう
真剣に取り組んでいます。

どうぞよろしく。


Aug 23, 2017

心ここに在らず by Watashi

心ここに在らず、

とはよく言いますが
実際の生活(仕事を含む)の中で翌々観察してみると
大半の時間がそうでないかと感じます。

考え事、
段取り事、
移動中、
テレビ、インターネット
意識してみるとほどんとイメージや空想の中にいると、

僕が危惧したのはそれ自体の良し悪しでなく
人はイメージでモノを見てしまうことから
イメージしたモノ以外には見えないというところです。
(いわゆる偏見?とでもいいますか)
自身が体験した事より、得た情報の方を信頼したり

それではまずい気がするのです。

目の前をその場において感受したい
素直に、

なかなかできません。
といいますか、
できたらどうなるかも知りません。

何か別の世界が在るのか
そうでもないのか、

何か良きアドバイスなどありませんか?
佐竹さん、、

渡司でした。


Jul 15, 2017

情報との距離感 by Watashi

普段生活の中で常にアンテナはたてていますが
意図して手元に残さないようにしています。

というのも、残してしまうと
どうしてもその情報との距離が近くなりすぎ
執着心が芽生えてしまう(ような)気がします。

本当にその情報は必要か、
装飾に惑わされていないか、

程よい距離と時間の経過が大切と感じています(今は)

とは言え
それでは何も始まりませんので
最近気になった写真をピックアップしてみました。



Acne Studios ミラン
革新的なデザインですが、受け継がれた精神はにじみ出ると感じました。





数年前この写真を見たいがために雑誌を購入した記憶があります。
最近、チェコの建築集団の作品と知りました。
日本人として驚きです。

Jun 18, 2017

空間認識能力 by Watashi

数々のエピソードのある安藤忠雄さんですが
その一つに建築視察時の話があります。

同行者の人は当然ですがじっくりと観て回りますが
安藤さんだけはスタスタと一周、
それで終わり、、

早っ! となるわけですが
しかしそれでもちゃんと入っている、、

これはどうしてか、、と憧れておりました。

先日、TVでボクシング村田選手の特集をみる
トレーニングの一つに「ビジョントレーニング」が、
(眼球動かすヤツのソレです)
これだっ! と
自分との距離感、イメージ力
すべて空間認識力に起因します。

※後先逆転しましたが
 安藤忠雄さんは元ボクサーですね

勝手に予想し、思い込んでいる私は
翌日からビジョントレーニングを
見よう見まねでしている
という小話。。


みるモノは みる者によりその在りようがかわる、
ような気がする、と思う今日日このごろ

渡司でした。

May 14, 2017

じんとぎ(人研ぎ) by Watashi

渡司です。
小学校の水のみ場や旧校舎の床など
覚えている方も多いと思います。

「人造大理石研ぎ出し」の略称で
主にセメントやコンクリートと種石をまぜて
流し込み、研磨して仕上げるという
とても手間のかかる仕上げのため
現在はタイルや乾式工法などが取って代わり
見かける事も少なくなりましたが
風合いもありとても良いと思います。

特に「今」新しく見えるため
ご紹介したいと思いました。

先日GINZASIXにいくとValentinoのの内装が、
これは現場研ぎでなく、大判パネルでした。



Acne Studiosも
色も自由です。



倉俣史朗はカラーガラスを加える



僕が昔お世話になった橋本健二さんも自邸のキッチンに
テラゾー(人研ぎと種石のサイズが違うらしい、)を採用していました。


Apr 13, 2017

ぶらぶら by Watashi

ぶらぶら と

早朝から青葉台の現場打合せへ
現場裏手にある桜台コートビレッジ


田園都市線で青山一丁目下車
草月会館にて「HANASO」をみる



会場構成はnendo

その足で赤坂御所周辺を通り四ツ谷駅
建築家の牧野さんと情報交換
ロンといういい時代の喫茶店
スケール感が好きです。
近くにあるなら毎日通いたい、

最高裁判所、国立劇場を横目に


皇居の桜を愛でながら
パレスサイドビルへ


シリンダー型のコアに
上下移動、トイレなどの機能が集約
日本のオフィスビルのプロトタイプ
らしい、、

新宿から大阪へ

渡司

Mar 14, 2017

OKINI by Watashi

レンガは
計画がカタチになる前からお互いの共通意識として在りました。
ダッキーは「好きだな、欲しいな」
僕は「似合うな」と

なので意図して置いたのではなく
もともと存在していたモノとして扱いました。

あとはそこに必要な機能をどうデザインするか
に終始していたように思います。

第一にコスト、
レンガとのバランス、
照明の有り方、活かし方
過不足なく

クライアントの想いが込められるスキマも
今回でいうと家具関係です(もちろん提案はしますが)

最後に
皆様にお手伝い頂きました壁、
プロにはできない素晴らしい出来栄えになったと
一番僕が驚いています。
ありがとうございました!

ダッキーのオモテナシと共に空間も楽しんで頂けると幸いです。

渡司





↑左上丸いのは時計です

↑初期提案(完成イメージ)

Feb 14, 2017

建築 by Watashi

横浜へ出張

新幹線の予定時刻まで時間があったので
新横浜駅から近くの「大倉山集合住宅」に立ち寄る

妹島和代設計

鉄筋コンクリートの立方体の内側を
曲線でえぐりとった形状

その部分が共用の庭となっています。




日が暮れていますが、、


ベントキャップは面納め。

ダッキーのヘアサロン、工事は順調。
3月にオープンです。

渡司でした。

Dec 15, 2016

京都/写真集 by Watashi

京都へ

三条通りを歩く

マリベル京都本店

伝統的な町屋の外観に

ベンッ!と貼ったような

このアンバランス感。斬新です



プロダクトも斬新なデザインです

バック型の入れ物に

ショーケースの中から

好きな絵柄のガナッシュを

入れてもらいます。

クリスマスという事で、、



写真集を

先日亡くなられた写真家村井修さん

建築写真も数多く

丹下健三や白井晟一など名だたる建築家の

作品を撮られていました。

写真集を眺めていると

現象は何か人でない意志?によって

誘われているように感じます。