渡司です。
14年ほど住まわせてもらった借家が取り壊されるため
急遽引越すことに、、
下積み時代から住んでいたボロ家でしたが
いざお別れとなるととても寂しい気持ちになりました。
が、2月より心機一転新しい生活をはじめました。
新しい住まいの昭和町は都心に近いながらも
町屋がまだ残っており、その一つを借りています。
昔の家は夏を基準としている為、風通しがとても良い。
外気温と室内温度がさほど変わりません(半分外で暮らしている感覚)
真冬のこの季節は正直寒い、、
しかし、住みこなせば
それに変わる「豊かさ」を発見できるのではと期待し日々を過ごしています。
暑さ、寒さも受け入れれば豊かさにつながるのでは、と
今色々と実験しているのは照明です。
なるべく外光だけで生活が出来ないかと
夜はスタンドライトだけで生活を試みていますが
従来の生活環境と比べるとなかなかに暗いです。
まずは「闇」を愛さねばと
谷崎潤一郎の「陰影礼賛」を読み返しています。
古い住居を体験すると
現代の住宅が何を求めて発展してきたかが
身をもって理解できます。
そんな学びの生活ができる住まいです。