Feb 12, 2018

良い生地

竹内です。

&FUNの今季のスウェット

生地について問い合わせを何件かいただいたので今回は生地について。

早速ですが、スウェットの生地は大きく分けると裏側の違いで ”裏毛” と "裏起毛” に分かれます。

”裏毛” というのは裏がパイル地のような細かいループが並んだ生地です。
さらっとしているのでオールシーズンなイメージですね。

”裏起毛” というのは、裏側がふわっと起毛した生地です。
こちらの方が保温性は高いので、主に冬用です。

大まかに分けるとこんな感じですが、今回のスウェットは最初の ”裏毛” 、その中でも"吊り裏毛"という生地を使いました。

”吊り裏毛” は生産効率がかなり低い(通常の20分の1以下!)ので今はほとんど流通していませんが、通常の裏毛よりも柔らかく、耐久性が高いのが特徴です。(その分値段も高いんですが。。)

長くなるのでこれ以上書きませんが、興味がある人はこちらを見てもらうと詳しく書いてあります。
こういうバックグラウンドも面白いです。


で、ここまでは調べればだいたいわかることなんですが、
実際どうなの?っていうことで今日は実際に比較してみました。

比較対象は、いわゆるベーシックな裏毛スウェットということで、Championのリバースウィーブの10oz(ブラック)です。







ふわっと感が全然違うのがわかってもらえると思います。

着るともっと分かります。とにかく柔らかいです。

もちろん生地だけが全てじゃないんですが、”服” の生地が良いに越したことはないと思います。

個人的にもこの生地はちょっと感動でした。

ちなみに洗っていくともっと違いが出てくるみたいなので、ぜひ着倒して洗い倒してヴィンテージにして欲しいです。汚れてもかっこいいと思います。


ちなみに、さっき乾燥機にかけてみたところ、

着丈 -2cm
肩幅 -1.5cm
身幅 -2cm
袖丈 -1cm

でした。
普通の家庭用洗濯機で普通に洗濯をして、コインランドリーの乾燥機で完全に乾燥するまで約20分。

結果は乾燥機の性能等で多少変わるかもしれませんが、こんな感じです。
どうしても少し縮むので本当はNGなのですが、生地の耐久性的には全然大丈夫です。