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Nov 13, 2016

茶の本ーThe book of teaー by Watashi

茶の本ーThe book of teaー

今読んでいる本のタイトル
岡倉天心の著書です。

茶道を通し日本人の精神構造、
日本の美とはどういうものかを
海外に向けて紹介している
英文で書かれた書物の日本語訳です。

~茶道は、日常生活のむさくるしい
諸事実の中のある美を崇拝することを
根底とする儀式である。

~中略~

それは本質的に不完全なものの崇拝であり、
われわれが知っている人生ということの
不可能なものの中に、何か可能なものを
なし遂げようとする繊細な企てである。

ぼんやりと行き詰まりを感じる
現実と呼ばれているこの世界でも
「茶気のある」生き方をしたいものです。

渡司



Oct 15, 2016

建物の色 by Watashi

渡司です。
突然ですが家の外壁に色を塗るとしたら
何色をチョイスしますか?

海外に行くと
いろいろな街並みと出会いますが
日本では間違いなく選ばないような色を
目にする機会が多くあります。

しかし、その珍しい色が違和感なくしの環境になじんでいます。
その国の日光の質、温度、人の気質や歴史など
色だけを見ると奇抜でも全体(上記のような景色だけでないもの)をみると
自然と感じるのだと思います。

先日旅行したスリランカで印象的だったのは「緑色」でした。
街中や少し離れた郊外でもよく目にしました。

ガイドの方に伺うと、森の色に溶け込むようにとの事、
なるほど単純ですが、そのまま「緑色」です。

でも日本人の感覚ではあまりそうはなりません。
しかし、違和感がない

色の建築家で有名すぎるのはメキシコのルイスバラガンです
ピンクつかいます 外壁に、
しかし、、素晴らしい

実際に行って見たわけでないので
あまり不用意にはかけませんが
必ず体感してみたい建築のひとつです。








Sep 16, 2016

断食覚書 by Watashi

■初日
・喫煙欲が食欲に勝り一番の苦悩
・時間を持て余すが仕事は手につかず
・上記を紛らわすため歩く(気がまぎれる)
・とにかく時間が余る(今まで暇つぶしに食べていたのか)
・DVD(シャーロック)を観る
・寝る

■2日目
・目覚め良し(空腹からか)
・喫煙欲多少納まる
・仕事は初日より手に付くが切が付いた時のイップクが無いのが辛い
・自然と動きを最小限にとどめようとする
・飴、ガムで口寂しさを満たす
・夜、薄めの粥、梅干し食べる
・DVD
・寝る

■3日目
・目覚め良し
・活力:弱
・喫煙欲:弱
・食欲:弱
・仕事:ふつう
・イラつき:少々あり
・夜:粥、味噌汁

■断食明け
・秋晴れ、爽快
・喫煙:味が気になる(不味い)
・食欲:量激減
・体重:変化なし
・穏やかな危機感有り

という結果でした。
3日間では断食の大きな効果はいまいち実感できず、、

断食から2週間経ちましたが
食欲、喫煙欲ともに上向き(元に戻る)傾向にあります。

月に一度のペースでやってみようと思います。
仕方に工夫がいるのかもしれません。

気が向いたらまたご報告します。


Aug 15, 2016

シン・ゴジラ

渡司です。
観てきました。
評判通りとても満足感ある映画でした。
評価などはいろいろな情報があるので
そちらを読んでいただくとして

幼少期よりゴジラ映画を見てきましたが
どのゴジラ映画も
ゴジラ=災害 なんですよね
敵 ではなく
力の及ばないもの=自然(神?)
なのかもしれません

非常に日本的なとらえ方だと改めて感じているのですが
このあきらめ感、(お決まりで最初は軍事で排除しようとしますが)
ダメなら受け入れる、
被害を最小限にとどめ、その後の復興を考える。

ハリウッドでは到底描けないと思います。
宇宙からの脅威にも戦いますから(それが醍醐味です)



Jul 13, 2016

スリランカへ by Watashi

渡司です。

先日独立すべく会社を退職しました。

息抜きも兼ねスリランカへ
ジェフリーバワの建築をめぐりました。

そこに言葉は無く
全てが必然として存在しているように感じました。












Jun 15, 2016

nendo

渡司です。

今回はnendoの佐藤オオキさんのご紹介

作品には説明はいらないと思います。
見た瞬間に「あっ」と感じます。
新しいと。

インタビューが有りましたので興味のある方は読んでみてください。
http://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/15/changemakers/interview01_1/index.html
※作り手の話や哲学を聞く事でより作品の理解が深まるというのは
 よくありますが、この方は作品が全てを語っている気がします。
 nendoって名前もそうですよね。


これまでのデザイナーは
今までに無いものを創出してきた

そうした時代が終わり(?)ものがあふれた現在
既に有るものを新しい角度からみる、
消費者に気づかせる、

それが新たな価値の提供(デザイン)だと、、





May 15, 2016

esquisse

渡司です。

場の空気
存在としてあるがカタチではない

建築家のエスキースには
その原初が表れていると感じます。

下の写真はペーターツムトアの
温泉施設「Therme Vals」です。







Apr 15, 2016

機能とは

渡司です。

今回は建築家白井晟一(1905-1983)のエッセイ「住宅思言」を紹介したいと思います。
西洋の匙(サジ)と日本の箸を引き合いに、「機能」についての考えが述べられています。

現代における「機能」への回答が果たして正解となるのか、
甚だ疑問を感じている私にとってこのエッセイは非常に感銘を受けてしまいます。

以下抜粋、

建築上の機能は住む人間の試練を求め始めて高度の機能を表わす。ー中略ー 生理に甘えさせること丈が機能的で合理的であるとは考えない。
むしろ人体を正し、教え鍛える建築にこそ従事したいと思う。限られた瞬間に特定の人間のみに媚びる様に造った建築に永遠の形など現れることはない。

全文はこのサイトで読めます。

是非読んでもらいたいです。

http://shiraiseiichi.jugem.jp/?eid=100




Mar 15, 2016

精神と肉体 / 安藤忠雄

渡司です。

先日安藤忠雄さんのお話を伺う機会が有りました。

建築作品については皆様お馴染みですので割愛致しますが

私が驚きましたのは
安藤さんは現在内臓の半分を切除した状態だというのです。

にもかかわらず、その場でも2時間立ちっぱなしでお話しをし、
今でも世界中を飛び回っている。

人間はどうやって生きているのか

「肉体」か「精神」か
間違いなく後者でしょう

と言いますか内臓が無いのですから
「精神」しか残っていないですよね。

ちなみに私の伯父は似たような状態で半年しか
生きる事が出来ませんでした。

安藤建築の強さはそこにあるのだと

建築に限らずモノづくりには
その人間性が表れるとつくづく感じます。

モノをつくる前にまず「人」をつくる
これで行きたいと










Feb 14, 2016

アレハンドロ・アラヴェナ

渡司です。

今回は時事ネタ(と言っても先月)ですが
今年のプリッツカー賞の発表がありました。

1979年より始まり建築界のノーベル賞ともいわれます。

日本人では、丹下健三や安藤忠雄、伊藤豊雄など
6回(合計7人)が受賞されています。

今年はチリの建築家アレハンドロ・アラヴェナが受賞しました。
恥ずかしながら勉強不足の私は初めて耳にした方です。



表現、技術、哲学としての造形(結果)ではなく、
抱える問題への「答え」としての建築
それが人々の心理、自然の摂理に
裏付けされたものだけに強さを感じます。

これからの有り方だと感銘を受けました。

Jan 12, 2016

写真

渡司です。


「写真」は目で見る情報がゆえに
現実世界の雑音や気温、人の気配はなく
色さえも排除すれば
光と影のみの世界です。

極限まで削ぎ落とした中でしか見得ない
繊細で果の無い世界がそこにはあると感じるのです。

石元泰博(1921-2012)
近代の建築家の作品、桂離宮の写真が有名です。
写真集「桂」最高です






ヘレネ・ビネット(1959-)
世界の名だたる建築家と仕事を共にする建築写真家
建築写真集「Composing Space」お勧めです。






土門拳(1909-1990)
写真集「古寺巡礼」圧倒的です。






しかし、
この世界はそれぞれの写真家にしか見得ない世界です。
言うなれば写真家の心の世界だと思います。

現実に見るのは私であり
私の心次第だと、日々精進しようと、

ここからの話は、佐竹さんにお任せします。

Dec 6, 2015

渡司です。

カラーどんどん出てきてますね。
数年前位からでしょうか。

HANS J. WEGNERやLe Corbusierなど
近代の名作がいろんなカラーで

くすんだ無彩色の空間に家具でカラー
今ですね。