Apr 15, 2016

機能とは

渡司です。

今回は建築家白井晟一(1905-1983)のエッセイ「住宅思言」を紹介したいと思います。
西洋の匙(サジ)と日本の箸を引き合いに、「機能」についての考えが述べられています。

現代における「機能」への回答が果たして正解となるのか、
甚だ疑問を感じている私にとってこのエッセイは非常に感銘を受けてしまいます。

以下抜粋、

建築上の機能は住む人間の試練を求め始めて高度の機能を表わす。ー中略ー 生理に甘えさせること丈が機能的で合理的であるとは考えない。
むしろ人体を正し、教え鍛える建築にこそ従事したいと思う。限られた瞬間に特定の人間のみに媚びる様に造った建築に永遠の形など現れることはない。

全文はこのサイトで読めます。

是非読んでもらいたいです。

http://shiraiseiichi.jugem.jp/?eid=100