Aug 15, 2016

フジロック/オートクチュール

亀岡です。

遅くなって、すみません。

初挑戦のフジロックはニヤニヤが止まらないステキな3日間でした☆
(カッコいいなーあんな風になれたらいいな)って思う魅力的な人がたくさん。みんなステージ上でほんと楽しそうに演奏してて、音楽っていいな〜って思いました。

さてさて今回は、2016AWのCHANELのオートクチュールについて。と言って
詳細はスージーにお任せして
http://www.vogue.co.jp/suzymenkes_jp/2016-07/05/chanel-petites-mains-couture-show


オートクチュールは特に、デザイナーと職人との相互作用が大きいと思います。

デザイナーが良くても、それを反映できる職人がいないと形にはならないし、腕の良い職人がいてもそれを生かすことの出来るデザイナーでなければ、なかなかいいモノ作りはできません。1+1=2じゃなくて、∞になるような…高揚感が得られる服っていうのは、そういう見えない部分の仕事が伝わるような、、服自体の自己主張が強くなくても《なんか惹かれる》に繋がるんじゃないかなと思います。

オートクチュールに限らず服作りって、いっぱい考えないといけない部分があります。

デザイン出し→描いたシルエットにふさわしい生地選び→形出し(トワルチェック)→仕様の確認、附属(釦、ファスナー等)選び→工場選び→生地の用尺+工賃からコスト出し→納期決定→販売。

これを毎回同じ物を作るのではなく、毎年SSとAWで流行や、ブランドの特性などに合わせて、いろんな服が作られます。

デザインが時代より早すぎてもダメだし、遅くてもダメ。

後出しジャンケンでもいける時もあれば、そのまま在庫になってしまう場合もあります。

なんか楽しそう!だけで食べていけるほど甘い世界ではないのも事実。

話題性だけでパッと注目されたとしても、続けるって凄いことです。

期待されるブランドってカッコいい。

見えないところでがんばって、見えるところでは〈余裕〉みたいな仕事がしたいです笑。楽しみながら♪


スタンダード


こんにちはダッキーです。

今回は意思表明も兼ねて

8月にはいって高井さんもセレクトを始めてスタジオもフルオープン。

ワタシ君もずっと勤めていた会社をやめて独立。

私事ですが僕も来年独立します。

なかなかいい物件と出会えるかわからんないのでまだ確実な事は言えないのですが春までにはといったイメージです。

「定番」のお店にしたいなと思っています。時間が世の中をめまぐるしく変化させても、動じず、

左右されないような、、、

流行の風に吹かれても折れずに揺れ続けるような、、だけどずっと変わらないのではなく、時代の

空気を加えたりしながら少しずつ形を変えつつ。まぁ言い方を変えれば定番って

「長い流行」

そんなお店にしたいなと思っております。

また動きがあれば勝手ながら報告さしてもらいます。

以上ダッキーでした。


お盆/Radiohead


今月は、時期なんでお盆についてです。

お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)といって、それが省略してお盆になりました。

お盆が始まった理由は2つあって、

①日本に昔からあった先祖供養の習慣(まつり、儀式)に、
②後から日本に入ってきた仏教の「目連伝説」と言う伝説が混ざって今のお盆になりました。

それぞれ説明すると、

①まず「先祖供養の習慣」です。昔から日本には初春と初秋の満月の日には、先祖が地上へと戻ってくるから迎い入れおもてなしをする行事、というのが行われてました。これは先祖供養と収穫や豊穣をお祈りするという2つの意味がありました。この初春と初秋の行事は、それぞれお正月とお盆に変化したと言われています。

②次に「目連伝説」です。目連っていう人がいて、この人は神通力っていう超能力みたいなのが使えるんですけど、修行の最中に亡くなった母親の姿を探したんですよ。そしたら餓鬼道(迷いがあるものが輪廻するという6つの世界の1つ。僕らがいる「人間道」もその1つ。)っていうまあイメージでいうと地獄みたいなところに堕ちているのを見つけました。母親は喉を枯らし飢えていたので、水や食べ物を差し出しました。でも口に入る直前に炎になって、母親の口には入らなかった。マジか、と思って、釈迦にどうすればいいか聞くと、「修行の最後の日(7/15)にすべての僧侶に食べ物を施せば、母親にもその施しの一端が口に入るだろう」と答えました。その通りに実行して、僧侶のすべてに布施(飯等をあげること)を行うと、僧侶たちは飲んだり食べたり踊ったり大喜びをしました。すると、その喜びが餓鬼道に堕ちている者たちにも伝わり、母親の口にも入った。っていうまあ良いことをすれば願いが叶うっていう意味も含まれてると思うんですけど、そんなストーリーです。

この2つの風習が混ざって、7/13から7/15に亡き人が地上に戻ってくるから供養しようって感じに落ち着きました。ただこれは旧暦での話で東京を含む関東等では7月にお盆をやりますが、その他の地域は新暦の8月にお盆をやっていて一般的なのは8月のほうっすね。

僕の周りも結構多いですけど、最近はなかなかお墓参りとか行けない人も多いと思います。

でもこの機会にお墓前りに行って先祖のことを少し考えてみるのもいいと思います。
お盆は忙しいよ、って人は別にお盆じゃなくてもいいんで実家帰ったら行ってみてください。

なんか単調な生活の繰り返しでこのままでいいのかなーって思ってる人はまずお墓参りっすね。
現代人にとっては、普段しないことだし先祖について考える機会はあんまりないような気がするんで、自分の命や、自分の人生についての考え方が変わるキッカケになると思います。

話は変わりますけど、この前近所の目黒シネマで映画「JUNUN」を観に行きました。
レディオヘッドのジョニーグリーンウッドがインドでイスラム神秘主義のスーフィズムと深い関係にある宗教歌謡からインスパイアされた音楽を、インドの人たちと作りあげていく様子を撮っただけのものです。

でも、僕にとってはすごいよかったです。

今の自分や今の音楽ってものに満足せずに、ちゃんと宗教や文化からもインプットしているからレディオヘッドは進化していけるんだと思います。

あと、宗教やってる僕として嬉しかったのは、やっぱりこの人達も宗教や伝統を取り入れているから、より気高く、より深みがある音楽になっているんだろうなって感じたことです。

僕たちも宗教や伝統をとりいれて、より気高く、深みがある人間になっていきたいですね。

動画は映画館でJUNUNのあとに上映された、Daydreamingです。やっぱかっこいいっすね。