Jun 15, 2016

Hair make Vol.7

Asumiです

今回は ‘メイクバランス’  について。

ここのところはつらつらと知識的な部分を書いていたので。

今回は、感覚的な部分を感覚で書いてみるので、感覚で感じて頂けると嬉しいです。笑

最近思うバランスによるメイクの見え方の違い。
どちらかと言うと創り手側の話にもなるんですが、、

まずモデルさんにメイクをしてみましょう!
となった時に一番に意識が行くところってどこでしょう??

多分目が行きやすいのは一つ一つのパーツが綺麗に仕上がっているか、そして左右対称。

メイクに集中するあまり、一つ一つのパーツをよ〜く見て、、

ここのトラブルが隠れてない!!
眉毛の穴が空いてる!!
チークの濃さを左右合わせないと!!

と、全てのことにとらわれすぎて、
全てのパーツを100%に仕上げてしまう。

これをしてしまうと、
一歩引いて顔全体を見た時。

したかったメイクになっている事はまず無いんじゃないでしょうか。

あえてでない限りこんなにコテコテの全てが整った、もはや整いすぎて違和感を感じるメイクでお洒落な顔に仕上がる訳がありません。

もちろん ‘綺麗な顔’ を純粋に求めている方にとっては満足の仕上がりかもしれませんが、私のお客様なら違うものを提案します。

なぜなら古くなるから。
お洒落じゃなくなるから。

じゃあ注目すべきポイントは?

ずばりバランスです。

もちろんそのシーンやファッション、ヘアスタイルに合わせることは言うまでもありませんが

私は顔の中のパーツごとに見せたい順位をつけてバランスをとります。(時には同立することも)

例えばおでこの丸みが可愛いモデルさん。
キメも細かく肌も綺麗。
仕上がり的にはナチュラルモードに持っていきたいなー

となれば、見せたい順位を

①肌
②目
③眉
④リップ
⑤チーク

と自分の中で順位付けし、パーツごとの強さを変えていきます。

一歩離れてパッと見た時に、どこが一番にポイントとなって目に入ってくるか。
その順序がこの通りになっていれば成功。

もちろん顔立ちは人によって異なるので、目の順位を2番目に持ってきたいと思った時に元々印象的な目のモデルさんなら少しラインとマスカラを足すだけでOKかもしれませんし、
細目でスッキリとした印象のモデルさんなら上下ラインで囲み、深みを出す必要があるかもしれません。

やり方ではなく、客観的に見た時のバランスが大切。
やり方はモデルさんによって異なります。


イメージしにくいかもしれませんが、
とにかく全てが100ではバランスは取れないという事。

持っていきたい仕上がりになるんであれば眉毛の穴もソバカスも、チークの色むらもあって良いんです。
むしろあった方が良いとも思います。

それが抜けになり、引き算になり、お洒落なバランスは作られます。

昔のメイクと今のメイクの違いはきっとそこにあるはず。

‘メイクバランス’結構重要です〜〜