ASUMI氏の加茂さんの記事を読んで思い出した。
僕がマニュエルルグリ氏の<ホワイトシャドー>で衣装担当になった2ヶ月間を。
始まってから昼から目黒バレエ団に行って練習の最後までずーっと一緒。
で、家帰ってカンちゃんに絵を見せる。
で、カンちゃん仕事スタート。みたいな。
マニュエルが、世界のバレエのスーパースターだとゆう事を知ったのは、
この仕事をやるのを決める2日前。
僕らホント舐めてますよね。<笑>
当時21歳のパタンナーのカンちゃんが調べて<えっ?。。。>て分かりました。
卒業したてのカンちゃんはドイツ人のディレクター達に
ケチョンケチョン。ってやつです。
何度かみっちり絞られてました。
それでも彼は逃げずかっこよかった。
僕は僕でマニュエル達が踊るのを見て、その場でスケッチして
<これどう?>
みたいな感じ。
その絵を見たマニュエルがその絵にインスパイヤされ踊りを変える。
時には<このピアノの音の感じはどうなる?>みたいなのも。
もう、2人でアドリブ大会でした。
2ヶ月間それの繰り返し。
作ったドレス50体くらい。書いた絵300枚くらい。
公演の1週間前。<マニュエル。we got a time.(もう、決めないと)>と一言。
で、彼が選んだのは最初の直感デザイン。
僕も仕事中はスーパースターとか関係ないので<NO。>ってなる時もあった。
お互い信頼感が出来あがってたので、言い合ってもまったく問題なかった。
マニュエルはいつも一番最初に稽古を始め、最後まで。
いつも最後までいる。
突き詰める。って意味が分かりました。
世界のスーパースターのプライドと言うより誇り?的な何かを感じました。
で、いつも笑ってるんです。彼。
それがかっこよくて良くて。
僕もこうなりたい。と思った。
公演を終えてパーティーでインタビューを2人で受けた。
で、ワインをその日だけ解禁して乾杯。
その後のハグが忘れられません。
僕ね、バレエの衣装やドレスなんか興味もなかった。
ほんと、やってみるまで分からないもんだ。
ドレスにはドレスの難しさがあり
T-SHIRTにはT-SHIRTの難しさがある。
で、自分が諦めない限り
最後の最後に何かが見えます。
それはとても苦しく
とてもとてもとても。
いつも何かに逃げたくなるくらい。
で、そこで自分を信じるんです。
実績のない、いい加減な自分でもいいんです。信じるんです。
どんな自分でも信じてあげないと誰でも逃げてしまうと思います。
その辛さから開き直り
なら楽しんでやろう。ってなります。
今でも物を作る時、ぱっと閃いたラフなデザインの頃は楽しい。
でそっからトワル作ってそっからの粘りの頃がとても苦しいです。
今もそのシーズンなので毎日繰り返しです。
毎日苦しいーー。<笑>
それを顔に出さず格好つける<笑>
やっぱ人生は甘くないですねーっ。<笑>偶然はつずかない。と。
加茂さんの動画を見てグッときました。
最近のASUMI氏、休みないんじゃないでしょうか?
それぐらい仕事に入り込んでる感じがします。
が、顔が若くなりましたよね?なんか生き生きしてる。
やっぱ顔に出るもんですね。
買ってくれたレザー。自分へのご褒美ですね。ありがとう🐰
そんな今日はASUMI氏のgeekです。