<サリー>
この2日間強引に仕事したりジムで追い込んだり夜は加藤さんの工場行ったりして
サリーの事考えないように必死にごまかしてた。
2日前実家の愛犬サリーがもうダメって聞いてたからだ。
母親に帰ってきて最後会ってあげてと言われてた。
僕は帰らないと決めてたんだと思います。
サリーもう頑張んなくていいよ。楽になっていいよ。
ってずーっとずーっと心ん中で思ってた。
犬が死んで悲しんでた母親を見て僕が選んで買った犬がサリー。
兄弟5匹一緒にいて1番ぼーーっとしてたのがサリーだった。
ぼーっとしてなんとも言えないかわいいその子にピンときた。
あれから15年だから寿命なんだけど。
あーもう会えないや。
サリーはガンの施術してからも3年頑張って生きてくれた。
もういいよ、もう頑張んなくていい。
そんな心境でした。
夕方母親から着信。
ピンときた。
出なかった。
でさっき電話して知りました。
ショックすぎて涙も出ない。
僕結構こうゆうの弱い。
繊細な自分がイヤだ。
こうゆう風に文章にして落ち着かせてるのかな。
何か体の力が抜けた。
ぼーーっとしててどん臭くてフワッフワの毛。
だから選んだんだ。
母親がそんなに気落ちしてないのがよかった。
えらいぞ、サリー。
今日は泣きます。
で、明日から一生懸命生きる。