北村です。
題名通りですが、安藤忠雄の講演会に言ってきました。
その時に言っていたことや感じたことをまとめました。
僕の安藤忠雄のイメージですが「建築で有名な人」「コンクリートでなんかかっこいい建築は全部安藤忠雄」ぐらいです。
それ以外は何も知りません。
そんな感じで先入観なしに安藤忠雄という人の話は、面白かった。
テーマは「夢をかけて走れ」
安藤忠雄さん自身が建築という仕事・一度限りの人生にひたすら真剣に向き合っているかということについて話をした。
印象に残った内容を振り返りますが、アウトラインのみメモしていたので内容は順不同です。
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「相手の事を考えられる人になろう」
アジアの人達は、働きすぎでユーモアがないから面白くない。
特に日本人。
近年の日本人は相手のことよりも、自分の事ばかりを優先している人が増えた。
(言われてみれば、電車などで高齢者へ席を譲る光景を小学生から見ていない)
自分の事ばかり優先するが故に、他人に対する配慮にかけている。
もっと他人への想像力を身につけるべきだと言っていました。
僕もどちらかと言えば利己主義よりの傾向があるので、気をつけないといけないとです。
またこんなことも言っておられました。
「豊かさというのは、直感力を奪うんですね。豊かになるのはいいことですが、これまでの歴史を見ても、豊かさを極めた国は滅びています。」
日本という国は確かに素晴らしい。
しかし、大抵のものが用意されていることになれてしまっていることで幸せを自分で見つけられず、生きることを諦めてしまう人が多いのかもしれないですね。
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「継続することの大切さ」
今の若い子たちは、持続する習慣がない。
ただそれは、若い子だけが悪いわけではない。
継続する環境がないからと言っていました。
危ないと思えば、過保護になんでも取っ払ってしまう周りの大人たちも悪い。
環境を作ってあげれば、どんな人でも育つ。
だから育つまで待ってあげましょう。
すぐには無理でも少しずつ変化が訪れる。
人は必ず変われる、それを信じて一緒に成長していける大人になりたいですね。
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「独自性を磨く」
これからの時代を生き残っていくには、自分にしかないものを磨くしかない。
「銀行に貯金していないで、自分の中にあらゆる価値を溜め込みなさい。」
自分にしかないものがわからないなら、作るためにお金を使うほうがいいよと言ったニュアンスのことを言ってました。
「自分の能力を高めるために半分、それから会社のために半分働きなさい。そのためにも、自分の考えをきちんと発言できるようになりなさい。」
自分の考えをしっかり伝えられるように普段から考える力を練習をしなさいと言ってました。
いきなりなんでも出来るほど、人間は賢くないですからね、たしかに習慣化する必要はあると思います。
どちらかというと僕も自分の考えを伝えるのが苦手なので、避け気味だったので、ドキッとしました。
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「良いものをコピーしろ」
いいアイデアが出ないというのは、ただの言い訳である。
世間で評価されているものを知らないで、多くの人を感動させることはできない。
当たり前のことを当たり前にできるようになってから、そういう言い訳をしなさい。
言い訳してないで、自分の勉強不足と認めて、精進しなさいという意味と僕は受け取りました。
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「建物は中に入ってる人によって作られる」
個人的にお気に入りの言葉です。
最初に建物を作るのは私ですが、そこからは中に入っている人達によって作られる。
これは服にでも共通するかもしれないですね。
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最後に、安藤忠雄という人の本質が感じられた言葉で締めたいと思います。
「ないなら作る・考える」
「やったことないことをやってみる楽しさを持つ」
「人が見たことをないことを体験してもらう」
安藤忠雄さんは、これらのことを大切にしながら日々過ごしているということでした。
僕もWebという世界を通じてどうすれば「人に感動もらえるか」を考えながら、精進していきたいと思います。